2011年6月25日土曜日

大学主催震災支援活動報告・情報交換会に参加しました

6月25日に、京都造形芸術大学にて報告会に参加してきました。
主催は、隊員の首藤が非常勤講師として務めている京都造形芸術大学 環境デザイン学科ランドスケープデザインコース曽和研究室・白川LD研究室。



主に通信教育学部の生徒の方や通学部の学生、滋賀県立大学の方々が聴きに来られてました。併せてステッカーや手拭いのチャリティー販売も行ったのですが、隊員の首藤の熱弁と皆さんの真剣な熱意のおかげでほとんどの方々に協力して頂けました。ありがとうございます。

今回は初めて、主催という立場以外で震災関係の報告会に参加しました。
専門的な仕事をされている方がほとんどだったので、皆さん真剣に職能を活かしてどのようなかたちで復興活動に関わる事ができるかを、考えていました。
私たちの団体は、専門家の集まりで”連帯”をテーマとして掲げ それぞれの職能を活かし複合的に活動しています。皆それぞれの分野のプロなので、客観的に議論し方向性を決めていけるのですが、私のような若手は、対人支援活動となるとロジックをすっ飛ばし感情論にはしってしまう事も多々あります。。そのようなメンバーがまとまっているのは、”人々との連帯”という簡潔で揺るぎない芯があり、代表を務める吉川がファシリテーターとして皆の想いを調整し引っ張り上げて、またそれを皆で支えているからなのだと思います。
今回の主催のランドスケープデザインという領域は、風景の中の人間と自然や環境との関係を読み取り、科学的な側面と審美的な面の両方から構想し空間として表現する分野です。海や波や山等の自然に対してこれからどのように対峙し共生の道を歩んでいける計画が造れるか。これからの復興は彼らの専門領域にも関わる話で、京都大学や滋賀県立大学等でも"Resilience"(適応力・回復力)をテーマとし、既に立ち上がって活動を起こしている人たちがいます。 そのような方達に、私たちの団体の意思と活動報告を通して、彼らのような専門家の方に何らかの方向性を示すきっかけとなればと切に願います。


今回は、スピーカーが三人おり、うち一人はセキスイハウスで応急仮設住宅の設置にあたっている方でした。
現状は敷地確保と一戸あたりの単価が問題だ。という意見に対して、昔ながらの下宿の様な水回り共同の住戸を作り、コスト削減と同時に住民間のコミュニケーションも自然に促進させる様な案はどうかという良い案も出ていましたが、トップダウンのやり方では難しい様です。
仮設のトリセツというウェブサイトにまとめられているのですが、阪神大震災や新潟県中越沖地震では、整然と並んだ応急仮設住宅を積極的に住みこなす様な動きが見られたようです。それは国が構想し提供する様な紋切り型のプランでは実現できない領域であり、個人やちいさなコミュニティが自発的にアイディアを出し自分たちの街を形成していくのは必然の事なのかもしれません。だからこそこれからは、そのような草の根活動やボトムアップの街づくりを支援する様な活動が重要になってくると考えています。
例えば、応急仮設住宅の通路部分に屋根をかけみんなの居間や濡縁となる様な空間をつくるとか、FabLabの様なかたちを支援活動に活かしてみる等、この先の支援活動についても考えるきっかけとなった報告会でした。


SWTJ@佐久間 重光

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