2011年8月3日水曜日

支援地 気仙沼にふれて

<京都市内から気仙沼までの道のり>

名神高速-北陸自動車道-磐越自動車道-東北自動車道を経て、一関まで。日本海側を経由するほうが、太平洋側を経由するよりも早い。片道あたりの経費を概算すると、

乗用車4人乗りの場合:高速料金17,150円(普通車) ガソリン72リットルおよそ11,000円

改造マイクロバス8人乗りの場合:高速料金0円(中型車) 軽油120リットルおよそ16,000円

人数割りを考慮すると、圧倒的に改造マイクロバス「太郎号」のほうが移動コストが安い。一人当たり、往復経費たったの4,000円で行けてしまうのだ。

今回の第5次「京都キャラバン」では、数百人規模来場を想定した夏祭り開催計画のため、京都からも隊員を最大限に派遣した。すなわち2台体制で挑んだわけだが、現状の高速道路政策の上で行動すると、中型車「太郎号」のみで行動するほうが大幅に効率がよい。ただ、太郎号はマニュアルトランスミッションのため運転手の確保が課題だった。

それから現政策がいつまで続くかは予測がつかず、以前のような割引が復活するやもしれない。高速道普通車休日1,000円割引が廃止されたせいで、関東方面からの若い個人ボランティアが激減してしまったのだ。逆に中型車以上無料の制度が無くなることがあるかもしれない。

ちなみに陸路の場合、鉄道中心に考えると、
京都-東京-仙台まで新幹線、そこから高速バスを使って、片道計23,580円。
京都-東京-一関まで新幹線、そこからJR大船渡線を使って、片道23,260円。
およそ7時間~8時間の行程だ。単独で行かなくてはならない場合は別として、中型でなくても車を便乗してゆくほうがかなり安価だ。

追記:
もっとも安価な交通機関はやはり、深夜バスでしょうか。
京都-仙台間がおよそ12時間、片道料金6200~7700円。


<気仙沼 宿泊情報>

気仙沼観光コンベンション協会


我々SWTJ東北@連帯のチームは、地元の方のご好意で廃校になった小学校跡地に宿泊させていただいている。また、全国から訪れる若者ボランティアは、キャンプイン可能のボランティア村に野営していることが多い。ただ、気仙沼市内には少しずつだが、営業を再開しているホテル、民宿も出てきている。

被災地の復興を願うなら、こういった宿泊所はぜひ利用して欲しい。人と金が回ることが、復興への近道なのだ。まだ津波被害地は瓦礫の山が延々と続いている状態、これを今のうちに多くの人に見ておいてもらいたい。泥かきや建物解体のボランティアを必ずしもする必要はない。被災地を視察するだけでもよいと思う。わざわざ見に行くなんて、と思われるかもしれないが、本当に恐ろしいのは、この悲惨な現状を想像できないこと、忘れてしまうことにあるのだ。人も工場も店も家も、多くが流されてしまったままなのだ。場所によってはいまだ、スーパーもコンビにもラーメン屋もまったく何もない。本当に少しずつだが、人々は前に進み始めている。再開したお店、宿を応援しよう。

現地へ行って、飲んで食って泊まって乗る。これだけでも大変な被災地支援なのだ。


<気仙沼現地の復興状況>


8月1日は、気仙沼市の死者数がちょうど1000人に達した日だ。行方不明者はいまだ417人。
避難所はまだ36施設にものぼり、猛暑の中、大部屋暮らしが続いている。
応急仮設住宅は計画中を含めて3400戸。抽選の新規申し込みは7月12日に締め切られている。
全壊半壊の住宅被災棟数が、ざっと13000世帯もあったのだから、ぜんぜん足りていないのは明白。7月10日をもって、避難所以外での食料品、物資の配給は終了した。

リアス式海岸の大小集落が、沿岸部数百キロにわたって波にのまれた。どこも似たようなものか。
気仙沼は2箇所にわたって大規模火災があったので、燃えてしまった住宅や工場も多かった。



<ホヤ・ボーヤ>
気仙沼では知らぬ人のいない、「ホヤ・ボーヤ」。サンマの剣を持ち、ベルトにはホタテ、獰猛なサメを乗りこなすユルキャラ。もちろん、ヘルメットのモチーフはあの「ホヤ」だ。ツノにある「+」「-」が重要なポイントで、ホヤは+の方から水を吸い、-の方から水を吐いて呼吸をしている。ホヤを割くときは、かならず+の方かららしい(豆知識)。

これが今、気仙沼復興のシンボルとなっている。さまざまなステッカーやシール、ポスターにも登場し、「がんばっぺ!」「まげねぇ!」と叫んでおります。個人の自作シールも数多く存在し、もはや著作権などうるさいことを言う人はだれ一人も居ない。商工会が作った公式のものから、個人が自費でゲリラ的に作ったものまで、町中に、このホヤボーヤがあふれている。かなりの人気キャラなので、ステッカーは全国から来るボランティアのお土産にもなっているのだ。

我々は地元の方の協力で、2種のステッカーをゲットした!
早速、支援車両「太郎号」に張ってやるのだ。

SWTJ事務局長 山中

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