2012年2月29日水曜日

2/16 八瀬森の学校(旧月立小グランド仮設)

2月16日。この日は午前中お休み頂戴しました。
キャラバン期間中滞在している八瀬森の学校
(旧月立小学校)のちょうど隣の旧中学校は、
気仙沼復興協会さん(通称KRA)による
「思い出は流れない:写真救済プロジェクト」の
活動場所および展示場となっています。
職員さんとボランティアで、津波で流れた写真洗浄されています。
少しの間、見学させていただきました。

活動は、このプロジェクトを立ち上げられた高井さんの
「思い出は流れない写真救済プロジェクト」ブログ
をぜひご覧ください。

手際良く、泥のついた写真たちが綺麗になってゆきます。
展示場では写真だけでなく、思い出の詰まったであろう
さまざまな品物が並んでいます。

さて、この森の学校グラウンドには炭焼き小屋が建立されています。
宮城県観光連盟観光エコ活動推進事業により、
水車小屋炭焼き小屋による里山体験の推進
に本格的に取り組んでおられます。
気仙沼のグリーン・ツーリズム復興に向け
22日に予定されているお披露目式を目前に
着々と大工工事が進んでいました。

隊員もこの炭焼き小屋の屋根貼りをお手伝い。
石本隊員はご主人が大工さんということもあり、
木工・釘打ちは得意中の得意らしいです。
仮設住宅の住民もお手伝いされていました。


午後から、地元八瀬地区の方々、
グラウンドの仮設住宅の方々、
お隣で作業されている復興協会の方々を交え
、チョコレート作りを楽しむ会の開催です。
場所は、森の学校の食堂をお借りしました。

オレンジ色が復興協会さんのシンボルカラー。
この職員さんの多くも被災された気仙沼の方々。

チョコレートプリンづくり。
写真洗浄のボランティアに来ていた、
東洋大学のチームも一緒に作業します。

地元の方、仮設の方、学生ボランティアとの交流。
様々な角度からの気仙沼の話を聞くことができました。


お手伝いいただいた方々と記念撮影。
この日は、滞在基地での開催ということもあって
比較的のんびりとした一日となりました。

準備していたチョコレートは、この日まででほとんどを
消費してしまい、菓子問屋から現地へ
追加のチョコレートを直送してもらいました。

山中

2012年2月28日火曜日

2/15 切通仮設 鹿折小学童保育

2月15日(水)、昨日に引き続き、午前と午後の2回に分けて
小さな仮設集落と学童保育を回りました。
ここは、山間いにある切通仮設集落。
平日の午前ということもあり、年配の女性の方々が多いようです。

ここでもまずは、チョコレートデコレーションリーダー
水藤隊員から作り方の説明と見本製作。
初めて作る方が多いようで、
興味津津に見入っておられました。




小さな仮設集落ではありますが、
かえって人の交流が多いのか
皆さん和気あいあいとされていました。



午後から、被害の大きかった鹿折地区にある鹿折小学校の学童保育へ。
この小学校は、完全に津波に呑まれてしまったことから、
校舎もほとんどがその場しのぎの仮設教室です。
教室の扉は、発泡スチロールで寒さをしのぎます。

ここでは、チョコづくりのほか、
子供たちと一緒になって遊ぶ時間も
多かったように思います。

校長先生が大人気。

帰り際、それまでチョコ作りにはほとんど興味を示さず、
マンガに読みふけっていて輪に入れなかった児童が、
目を真っ赤にして「通せんぼ」をして我々の帰りを妨げました。

校舎は一見きれいに見えますが、
全体を津波に洗われてしまったので、
実は壁だけ張り替えられた仮設の校舎。
震災後、親御さんやボランティアが隅から隅まで
泥をかき拭き掃除をして、ようやく今の姿に。

山中


2012年2月25日土曜日

2/14 気仙沼五右衛門ケ原仮設、新城小学童保育

2月14日の朝、珍しく気温が0度まで上がりました。
到着してからとにかく寒い日が続いていました。
これから長いチョコレートキャラバンの始まりです。

気仙沼市の山間いにある、ごく小さな仮設集落
「五右衛門ケ原テニスコート」仮設住宅へやってきました。
周辺にも大規模仮設集落がありますが、
この小さい仮設集落との支援の差があるそう。
仮設集落同士の交流もすくないのだとか。


 まずは、洋菓子学校に通っていた経験もある水藤隊員から、
本日のチョコレート作りに関する説明。
チョコレートと一言に言っても、カカオ分や油分、
糖分のちがいによって様々なものがあるそう。

チョコの泉「チョコレートファウンテン」の準備。
新鮮な果物もたっぷりご用意いたしました。
他、マシュマロ、カステラ、バナナなど。
準備も、仮設の方々と一緒にやってゆきます。

スイスからQuentin Pache(ケント)も駆けつけてくれました。
スイス製の高級チョコをどっさりぶら下げての参加です。
流暢な日本語でのジョーク、お母様方にも大人気でした。


たいへんチームワークがよいお母様がた。
手際よく、どんどん出来上がってゆきます。
ツマミ食いもしながら、会話もはずみます。

チョコレートファウンテンが動き出すと、
チョコ作りもひと段落つけて皆で泉を囲みます。
このころになると、隊員たちともずいぶんと打ち解けていただいて、
震災直後の貴重で大変な体験や、
今の仮設での生活ご苦労もお聞かせいただきました。


今回は都合がつかず参加出来なかった方や、
お一人暮らしの男性の分もたくさん作ることが出来ました。
デコレーションだけでなく、かわいい包み紙やリボンもご用意いたしました。



========== 昼 食 ==========

後片付け、休憩のあとは、新城小学校の学童保育へ。
ここは夏にいちど訪れたことのある場所。
見覚えのある児童もちらほらいます。

なかなか普段目にすることの無い、
チョコレートファウンテンに子供たち大騒ぎ。

女子はかわいいデコレーションチョコに集中。
ご家族、お友達の分もたくさん作ります。


自分の作ったものが判るよう、名前の書いた紙の上冷やして固めます。

児童と先生交えて、記念撮影。
今回は22名の児童にご参加いただきました。

あっというまの一日でしたが、
現場でのはじめてのチョコ作りに不手際や
準備不足な点もいくつかありました。
とにかくたくさんの方々に喜んでいただけたこと
本当にうれしく思います。

山中

2012年2月22日水曜日

第11回 バレンタイン チョコレートキャラバン

吹雪の中、高台にある仮設から、小友の町のあった場所を見下ろす。
町の中心部にはJR大船渡線が走り、駅前には商店が立ち並んでいた。




震災から1年を迎えようとしている今、津波被災地は未だ復興の道筋は見えず、財産を失われた方々は将来への大きな不安かかえ、極寒の中住み慣れた地元を離れて仮設住宅での生活を強いられています。また、同じ一言で仮設住宅といえども100戸を超える大きな仮設住宅集落と、30戸にも満たない小さな仮設住宅集落との大きな支援の差。


私たちSWTJ東北@連帯は、あえて支援の手の届きにくい小さな集落をできるだけくまなく周り、「モノ」の支援ではない「人と人のつながり」に重点を置いた活動を行ってまいりました。


今回は2月中旬のおよそ1週間、拠点基地・支部のある気仙沼市、陸前高田市を回り、チョコレート作りを現地の人たちと楽しむプロジェクト、通称「チョコレートキャラバン」を今回企画しました。


京都本部からは吉川恭生代表、山中純平事務局長はじめ、水藤扶美、甲斐可奈子、上田裕子、仲野由佳子、石本かよ子、小池宏司、渡邉英治、東京支部から引田美冴、神谷嶺、スイスからはQuenin Pache(ケント)と、過去最大規模の派遣となりました。加えて、現地気仙沼支部、陸前高田支部隊員たちも一緒になっての活動となりました。


出発前には隊員総出で工夫を凝らしチョコレート作りの内容を考え、何度も試作を重ねました。現地に持ち込んだチョコレートは総計26キロにもなりました。チョコレート作りの内容は、溶かしたチョコを型に入れたりクッキーに絡めて冷やし固めて飾りつけを施す「デコチョコレート」、溶けたチョコが延々涌き出るチョコの噴水に、フルーツやマシュマロ、ケーキをつけて食べる「チョコレートファウンテン」、卵と牛乳にチョコを加えて蒸して作る「チョコプリン」の製作を行いました。


いずれも単に食べ物を届けるだけでなく、一緒に作ることによって現地のお年寄りや子供たちと他から来た人が交流し、悩み事や将来の夢を分かち合うことができればとの願いからこれらが企画されました。

14日(火) 五右衛門ケ原テニスコート仮設
同日午後 新城小学校学童保育
15日(水) 八瀬切通仮設
同日午後 鹿折小学校学童保育
16日(木) 旧月立小仮設
17日(金) 大島国民休暇村仮設
18日(土) 陸前高田市小友柳沢仮設
同日午後 陸前高田市小友財当仮設
19日 (日)  八瀬「森の学校そば」お手伝い


各所での活動詳細については、追ってご報告させていただきます。


陸前高田「高田松原西」辺り。ここも市街地中心部のひとつだったところ。
到着した2月12日は、このあたりの正午の気温が氷点下-5度だった。



山中