2012年6月21日木曜日

第14回京都キャラバン

東日本大震災により、30万人以上もの方々が故郷を失って内陸部の仮設住宅やアパートなどに移り住みました。内陸部にもともと住んでいる方々と、新たに移り住んできた方々とのコミュニティー再構築の対策の必要性は、現在見過ごされているのではないでしょうか。

 

SWTJ 14回京都キャラバン(大工キャラバン)
2012年6月13〜20日

月立のコミュニティースペース、ほぼ完成!
 仮設住宅の付近に、みなさんの交流スペースができあがりました

ご寄付、ご賛同、ご理解、ご協力いただいた方

本当にありがとうございました!

 


電気工事もほぼ完了

仮設住宅の元マグロ漁師Hさんは、最後の電気工事を手伝ってくれました(6月15日)

朝のコーヒー。近所の人も、仮設住宅の人も、通りかかった人も、共に



中もすっきり!みんないらっしゃい!


ご近所さんと仮設住宅のみんなで楽しく交流(6月15日)


外壁や内装などの工事がまだ少し残っており、完成とは言えませんが、建物の全体像は見えてきました。

しかし、スペースはできたと言っても、交流の場として機能させるのは、私たちも含めて、ここに集う人々のこれからの課題です。
SWTJはこれからも、ここに集う人々と共に、生き生きとしたコミュニティーを目指しながら、協力し、連帯を続けていきます。



*コミュニティースペースの一年をふりかえって*
その誕生の経過
2011年8月には。。。

SWTJは、震災直後から緊急避難所への食事の提供(炊き出し)や児童館への出張祭りを行いました。夏になって、ようやく大勢の被災者が緊急避難所から仮設住宅へと移ることができました。
  
被災者が何ヶ月も避難していた緊急避難所の一つ



旧月立小学校災害避難仮設住宅


震災により家族がバラバラになり、仕事もなく、住み慣れない山間部で生活しながら、困難に直面されている方も少なくありません。引きこもり、要介護、孤独、うつ、アルコール依存症、また、急激な環境変化に適応できない子どもたちなど、多くの問題が発生しています。
そこでSWTJは、少しでも早く、新たに生き生きとした交流が生まれるよう、仮設住宅への支援を続けながら、月立のコミュニティースペースを企画しました。


月立のコミュニティースペース
(イメージ・デザイン提供:Atelier+E Architect Design Office)

月立のコミュニティースペース:その場所

宮城県気仙沼八瀬地区は、豊かな自然に囲まれ、そして歴史と文化が息づく所です。そこにある「旧月立小学校」が、3月11日の震災による被害も少なく、奇跡的に残りました。

そしてここでは、気仙沼の青少年自然教育とグリーン・ツーリズムに力をいれている「八瀬・森の学校」の方々が活動しています。

2006年から、「八瀬・森の学校」は、その古い建物を活用し、そば打ち・炭焼き・農業などの体験によって、都会の人たちに楽しんでもらえる地域イベントを行い、大きく地域に貢献してきました。



森の学校の方々は、震災後、沿岸部から避難された被災者をずっとあたたかく見守ってきました。そしてここに、SWTJ気仙沼支部を設立し、コミュニティースペースをつくるアイデアが生まれました。

「旧月立小学校」は、震災支援ボランティア宿泊所としての受け入れ実績もあり、「絆」を感じることのできる場所です。


旧月立小学校は、1992年(大正11年)に建てられ、
2007年(平成19年)に登録有形文化財に指定された美しい木造校舎です

左手に見えるのが月立小学校旧校舎
右手に見えるのは仮設住宅 (10月23日)
2011年9月から、少しずつつくってきた
月立のコミュニティースペース



2011年夏の間には、物置きであった通路を片付けました。その時までは、多くの震災支援ボランティアが、このスペースを使って、洗濯物を干したり、自分たちの食事をつくったりして、ここから支援活動を行っていました。
秋からは、地域の方やテント村のボランティアや仮設の住民たちが一緒に少しずつこの場をみんなの交流スペースへとつくり変えました(写真は2011年10月撮影)

2011年、秋。だんだん全国のボランティアも少なくなり、仮設住宅での孤独も明らかになってきました。

里山文化を守る方々と里海文化を守ってきた方々が同じ場所に住むようになり、コミュニティーの再構築のためにも、交流スペースと交流活動の必要性が見えてきました。


交流スペースでのひと時 。
地元住民、仮設住宅の入居者、ボランティア、みんなで囲む鍋は最高!(10月20日) 



山間部の仮設住宅で過ごしている被災者たちのなかには、「仮設住宅の横にコミュニティースペースができる!」「交流しながら楽しく仕事ができる!」と喜び、毎日手伝いにきてくれた人も少なくありません。











そして冬の間も、SWTJ大工キャラバンが頑張りました!









月立のコミュニティースペースは、これからも素晴らしい出会いと文化的な活動の中心として、地域のみなさんに愛されるような交流の場にしていきたいと思います。

そして、近い将来にキャンプ場などもでき、より広く青少年の交流の場としても利用されることを願っています。




SWTJは、このスペースの文化的な拠点としての可能性に大きく期待しています。そしてここを中心に、SWTJ気仙沼支部を通して、様々な活動を継続的にサポートしていきたいと思います。 


                       文:吉川ベアトリス (SWTJ編集部)



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