2014年3月28日金曜日

2014. 3. 11. 鎮魂音楽キャラバン in 石巻、気仙沼、陸前高田 レポート2

震災で旅立って逝かれたすべての御霊と東北の人々に平安を祈願してきました

2014年3月8日震災から3年の時を迎えた東北へ到着。その後4日間のキャラバンの足取りを写真と共にお伝えします。

Day1: 3.09 宮城県石巻市

ファンファーレ・ロマンギャルド @La Strada 14.03.09

今回のキャラバンで、最初に向かったのは宮城県石巻市にあるライブハウス「ラ・ストラーダ」。SWTJ楽隊、ファンファーレロマンギャルドをはじめ、江戸大神楽・二重丸や、広島出身のカワムラ幹、足袋井直弘によるライブを開催しました。未だ復興の遅れの目立つ石巻市ではありますが、ここ「ラ・ストラーダ」には「ライブに自分の意思で出かけ音楽を聴き、楽しんでほしい」という店主の相澤さんの願いを映したように、地元の大勢のお客さんたちが顔を見せてくださり、賑わう一夜となりました。

左から足袋井直弘、二重丸、カワムラ幹 @La Strada 14.03.09



Day2: 3.10 宮城県気仙沼市
雪のちらつく一日。宮城県気仙沼市下八瀬。このあたりでは一番住居数の多い170世帯で構成された仮設住宅、「五右衛門ヶ原運動場仮設住宅」を訪問。SWTJにとっては初めての訪問先です。

 楽隊や参加パフォーマーたちによる演奏・演技と、SWTJ定番たこ焼きや、綿菓子、滋賀県出身のメンバーの実家から差し入れのあった有機栽培の大根と肉団子の大鍋料理と、陸前高田の村上さんから差し入れて頂いた牡蠣、大根、豆腐の大鍋料理のほか、神戸のバーテンダー・やっさんこと安福順一が作るカクテルと復興を遂げた灘の酒「福寿」を提供しました。

食、楽、共に時間を過ごすことで、様々なつながりが生まれる @五右衛門ヶ原運動場仮設住宅 14.03.10


 食事や音楽などを、楽しんでいただいた後、同仮設にお住まいの方々とゆっくりとお話することが叶い、「忘れずに来てくれる事がうれしい」「3月11日が近づくと鬱っぽくなるので、今日は本当に腹の底から笑えてよかった」「テレビは見たくない、心のカサブタを剥がされているようで…」などの心境を語ってくださった数々のことばが印象的でした。


Day3: 3.11 宮城県気仙沼市内
 前夜の吹雪は納まり、晴天。風は冷たかったですが、凛とした日でした。北九州沖縄県人会のエイサーチームとも合流し、日中は鎮魂の祈りを捧げるため、海が見渡せる安波山など気仙沼市内数カ所を巡りました。奉納の獅子舞、鎮魂の演奏、霊を天に送るエイサー。黙祷の後に響くこれら地上からの声は、遠くまで響き、お亡くなりになられた方々へも届いたでしょうか。寒風が目にしみたのか同行しているものは皆、涙しているようでした。

御精霊へ。祈りと共に届きますよう。@岩井崎と安波山頂にて 14.03.11

 夜は、気仙沼の居酒屋「ぴんぽん」でライブ。こちらに集うお客さん達は被災後、仕事を持って復興に走り回る人達が多いように見受けられますが、震災の爪痕は心の中にしまってあるのかもしれません。わたしたちが東北へ通い始めてはや3年。初めて「投げ銭ライブ」を被災地で行ってみたのですが、大変喜んでくださり、皆総立ちで踊り、歌い、沢山の投げ銭を頂くこととなりました。

12日
 前日に続いて晴れ。岩手県陸前高田市の財当仮設住宅は、仮設住宅建設直後から訪問し続けている場所なのですが、ご近所にあるデイケアサービスセンター・高寿園の訪問は以前よりSWTJが望んでおり、陸前高田の村上夫妻の口利きにより、今回はじめて実現したのでした。

 日頃刺激の少ない生活を送っておられるというお年寄りの方々に、楽しい時間を過ごして貰いたいという思いから実現した企画。江戸大神楽や、エイサー、楽隊の演奏をご披露して帰る頃には、みなさんの朗らかな笑顔で、私たちの旅の間の疲れは全てふっとんでしまっていました。ありがたいことです。

@高寿園にて 14.03.12


 その後、財当仮設住宅を訪問。北九州小倉出身の園田、奥田両氏提供による、焼うどんを仮設にお住まいの方々と堪能した後は、地元で漁師を営む、村上優一SWTJ陸前高田支部副支部長のお宅で打ち上げして頂きました。毛ガニ、朝獲れカレイの唐揚げのほか、県内の仮設住宅ごとに競ったオリジナル丼グランプリ(IBC岩手放送主催)で優勝した財当仮設住宅考案の「タコ丼」などを沢山ご馳走してくださり、みんなで美味しく頂きました。大人数でお邪魔してお世話になりました。ありがとうございました。



後述…
鎮魂キャラバンは毎回特別な気持ちで迎えます。
御精霊には地上の声が聞こえるのでしょうか。私たちは御精霊に何を報告しようとしているのでしょうか。
 3月11日、東北大地震は、明らかに我々にとって大きな課題を突きつけたのだと思います。人間の尊厳、思慮のない浅はかさ、意味も無い妬み、弱者にたいする社会のあり方等まだ答えが見つからないから報告が出来ないのかもしれません。
 私は、心の中で他者を排除したり忘却するのではなく、寄り添い、自分のこととして悲しむ時は悲しみ、喜ぶ時は共に喜ぶことができる人間になりたいと思っています。


SWTJ代表 吉川恭生

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